親子・家族との付き合い方が上手くいく!アドラー心理学をおすすめする理由。
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皆さんは結婚して、子供が出来て、それぞれの家庭をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
自分の子供のころは親に色々と怒られたこともあり、逆にほめてもらえたこともあり、そのような経験の中で子供は育ちます。
それは子供だけの話ではありません。
大人になってもそうです。
そして大人は子供がどのように考えて行動しているのかわかりますか?
また、それが親子や夫婦、家族となると余計に何を考えているのかわかりません。
では、その答えのヒントとなるものを今回はお伝えさせて頂きます。
夫婦・親子・家族関係をもっとより良くしていきたい!と思われている方にはオススメ記事となっております。
アドラー心理学とは?
始めてお聞きになられる方もいるとは思いますので、このアドラー心理学とは一体どういうものなのかをざっくりとですが、お伝えします。
「人間は自分自身の人生を描く画家である」 アルフレッド・アドラー
アドラーは欧米ではフロイト・ユングとともに「心理学の三大巨頭」と呼ばれている精神科医であり、心理学者です。
そのアドラーが打ち立て、さらに後継者たちが発展させ続けているのがアドラー心理学と呼ばれているものとなっております。
5つの基本理論
アドラー心理学の基本的な理論があります。
この理論がベースとなっており、これを理解することで物事が冷静に捉えることができて家族や親子関係だけに限らず、対人関係全般で冷静に判断できるようになるとのことです。
①人生は自分が主人公(自己決定性)
・自分の運命を創造する力があるということ。
②人の行動には目的がある(目的論)
・大切なのは過去の原因ではない
・未来の目標を見据えている人の行動には、意思をもった目的がある
③人は心も体も結びついた、たったひとつの存在(全体論)
・人は心の中が矛盾する生き物ではない
④誰もが自分だけのメガネを通してものをみている(認知論)
・人は、自分の主張を通して物事を把握する
⑤すべての行動には相手役がいる(対人関係論)
・人のあらゆる行動は、相手役が存在する対人関係である。
全体像をみてみる
アドラー心理学は「勇気の心理学」とも言われています。
その正体は、この5つの基本理論に加えて、「勇気づけ」という自分や他人に対して困難を克服する活力を与えます。
そしてその人が「居場所がある」「信頼できる」「役に立てる」と思える場で生きている感覚(共同体感覚)を与えることが目的です。
勇気づけ⇒自己決定性、目的論、全体論、認知論、対人関係論⇒共同体感覚
ざっくりとですが、これがアドラーが唱えている心理学のベースです。
勇気づけという技法を使い5つの理論をもとにアプローチしていきます。
家族も含めたライフスタイルを見極めよう
ライフタイルとは?
ライフタイル=生き方・生活のスタイル
さて、ここからは実際の家族や親子、はたまた夫婦の付き合い方の本題に入っていきますね。
これは普段私たちが使っているライフスタイルとは少しだけ範囲が広いです。
生活の仕方だけではなく、生き方も(自分や自分の周りの世界に対する信念)含めてライフスタイルと呼んでいます。
ライフスタイルの3つの要素
①自己概念
②世界像
③自己理想
この3つの概念がライフスタイルを作り上げる。
ちょっと長くなりますが、どういうことか説明します。
①自己概念とは「これは出来ない」「出来ないだろう」と周りに思われていても、「絶対自分ならできる!」思っていると、それが自己概念です。
これは逆に「自分は出来ない」と思っていると周囲がいくら出来るといっても「出来ない」ということが自己概念となります。
②世界観とは「他人は信用できない」だとしたら周囲の人たちを頼りにすることは出来ません。反対に「周りは優しくていい人」と思っていると、自分が人に手を差し伸べることも、協力をお願いすることも出来ます。
③自己理想とは「常に周りの人に勝たなければいけない」だとすると、周りが敵に思えてきます。反対に「それぞれの強みを活かして、チームで発展したい」とすると協力し合った関係を作っていきます。
このようような感じで「ライフスタイル」は、本人自身も気づかないうちに公式が心の奥底にできていまっています。
ライフスタイルを理解し、自分の心構えとして持っておくと心にも余裕が生れてきますよね!!
アドラー流 親の態度は子供にどう影響するの?
子供は自分の役割を選ぶことでライフスタイルを形成する
子供も子供なりの世界があります。
それは兄弟の中で自分なりの特徴を発揮することで、両親や大人たちに受け入れてもらおうとしたりします。
そんなプロセスの中で、自分が果たすべき役割を決めていきます。
この繰り返しの中で自分のライフスタイルを選び取っていきます。
「家族の中に自分の居場所を確保する」といいのが、子供の初期の人生戦略となっているということですね。
親の思いが子供に与える影響とは?
子供が自分の役割を選ぶときに、その子に対する親の期待や思い込みが大きな役割を果たします。
例えば「かしこい子」や「はずかしがりな子」と子供にレッテルを張ってしまっていたりしませんか?
子供はそのレッテルに答えて行動していることがよくあります。
親が子供に対して気を付けたいこと
子供は大人たちの期待を受けて、必要以上に自分の役割を演じようとすることがあります。
これは「期待に応えるようにふるまわないと、見捨てられてしまう」と思い込んで、無理をしてしまうことがあるからです。
子供というのは経験が浅いので、視野も狭く、強い思い込みを抱きやすい傾向があります。なので親の期待が逆効果となることもあることを覚えておきましょう!!
望ましい親子関係とは?
課題の分離が重要
また、親子関係だけに限らずですが、アドラー心理学では「課題の分離」が出来ていない人が多いと言われています。
「課題の分離」というのは人間関係において非常に重要です。
例えば、「私がなんとかしなくちゃ」「この子(人)は出来ないから、私が解決しないと」など、そんな経験ありませんか?
相手との関係において、相手の課題なのか、自分の課題なのかを明確にし、踏み込まない、踏み込ませないことが非常に重要となってきます。
望ましい親子関係
上記の「課題の分離」を意識すると、子供の課題と親の課題に分けて考えることができます。
親の意見を押し付けるだけではなく、子供と向き合って尊重することがすごく重要になってきます!
そうすると子供も考えるようになり、それを積み重ねていくことで自立してくるのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アドラー心理学は別に家族や親子関係だけに留まらず、現代の社会人に必要な考え方だなと思って読んでみました。
そこに書かれていることはブログ内だけでは全て説明することは出来ません。
今回は親子・家族との付き合い方についてのみをピックアップしてお伝えさせて頂きました。
子供との付き合い方や、夫婦間での付き合い方、家族全体での付き合い方のヒントにでもして頂けたらと思っております。
もしご興味があるかたは一度「アドラー心理学」を読んでみては?
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