水分補給はお茶じゃだめ!?子供の成長に直結する驚きの真実。
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子供に必要な水分量ってご存じでしょうか?
子供は大人と同じ数の汗腺を持っているのに、子供の方が基礎代謝が良いので出ていく量は明らかに多いんです。
人間の体は成人で60~65%、子供では70%、新生児では75%が水分で出来ています。
では、大人以上に汗をかく子供は大人とたった5%しか体内の水分量が違うのに、大人と同じような水分摂取をしているとどうなるでしょう?
この時、水の絶対量は問題ありませんが、「体重」に対しての「相対量」をみる必要があります。
相対量で大人と同じ量を飲んでいると、「出ていく量が少ない大人の体」と「出ていく量が多い子供の体」では水を摂取する量が変わってくることがわかりますか?
体の水分量が減ると大人でも様々な症状が出現します。
子供の場合は症状を訴えることも難しいことが多く、下手すると重症になることもあります。
また、水分をしっかりと必要量をとることで体にはメリットだらけだということをご存じでしょうか?
今回は子供の成長には必須な意外と知らない水の重要性をお伝えしていきます!!
1日に必要な水の摂取量
皆さんはとりあえず毎日水分はとっているかとは思いますが、具体的にどれくらいの量をとっているかご存じですか?
普通はそんなにこまめに計って意識的に飲んだりはしていない人の方が多いのではないでしょうか?
まずは大人も含めて、子供・新生児に必要な水分量を確認しましょう。
水分の必要量
基準:体重1㎏に対しての量
大人:40~50ml
学童:60~80ml
幼児:90~100ml
乳児:120~150ml
新生児:50~120ml
大人も子供も個人差があります。身長や体重が違うと必要な水分量も変わってきます。
その目安として上記を確認してみてください。
体重比でみると、大人よりも乳児のほうが倍以上必要なのがわかりますか?
これは乳児は体の基礎代謝が良いため必要な水分も自ずと多くなります。
赤ちゃんの脈拍は安静時でも120~140/分と早いのも基礎代謝が早く大人の約2倍だと考えられています!!
例えば体重60㎏の大人であれば60×50=3000ml(3L)が1日に必要な量となります。
では子供(一番活発な学童でみてみます)で体重が20㎏ある子で考えると20×80=1600ml(1.6L)もの水分が必要となってきます。
子供に水筒を持たせたりしているご家庭はどれくらいの量が入るものを持たせていますか?子供はちゃんと水筒を飲み干すくらいに飲んでいますか?
一度チェックしてみましょう。
水の重要性!摂取量が少ないとどんな影響があるの?
1日に必要な摂取量はわかりましたね!!
では次に実際に水を飲まなかったらどんな影響が体に出てくるのか?を確認していくことで、水の重要性をきちんと理解しておきましょう。
肌荒れ
子供は基礎代謝が良いため、皮膚のサイクルも大人と比べるとかなり早いです!体の皮膚を作るのにも水分は必ず必要な要素となっています。
その水分量が減ってしまうと細胞が皮膚を作るのに必要な量をとれなくなってしまうので肌荒れが起きてしまうことがあります。
また、その延長線上にあるのが子供ではおなじみの「アトピー性皮膚炎」です。
私も子供のころには首回りや、肘、股関節、顔などあらゆるところに出ていた経験があります。
水を飲むことでアトピーが改善されたという話を聞いたことはありませんか?
これは人間には元々自然治癒力というものが備わっているからです。子供は代謝率が良いので大人とは比べ物にならないほどの効果があります!不純物(糖分やカフェインなど)が入っていない水を飲むことで自然治癒力は最大限発揮されるため、アトピーが治る可能性が高いということです。
勿論、アトピーになる前から水を飲む習慣があるとそもそも出現しない可能性も考えることが出来ます。
※自然治癒力=人間・動物などの心身全体が生まれながらに持っている、ケガや病気を治す力・機能を広くまとめて指す表現。
wikipediaより引用。
風邪をひきやすくなる
風邪をひきやすくなるというのは具体的に腎臓の機能が正常に働きにくくなることが原因です。
水というのは体の中に入ると色々な役割をします。血液、おしっこ、汗、唾液、鼻水などは全て水です。
そして、その水は体の中を目まぐるしく流れ続けていますよね?
じゃあこの流れが悪くなったらどうでしょう?
- おしっこが出にくい。
- 汗が出ない。
- 唾液が少ない。
- 鼻水が足りない。
- 細胞が働きにくくなる
これら全て水分不足からくる症状なのです。
では、風邪とどんな関係があるのか?
風邪をひきやすい原因の一つに外からのウイルスなどによる感染があります。
本来ならば人間の体というのは、体内に入ってきたウイルスをやっつける働き、またはそれらを外に出す働き(おしっこや汗)があります。
体の中の水分というのは老廃物や不要物を体から追い出す機能を担っています。
特に腎臓はおしっこを作る役割を持っています。体の中の老廃物を外に出して、きれいなものと入れ替えるろ過装置のような役割を担っています。
そして腎臓そのものが水分なしには活動することができません!!
子供は代謝が良いということは、それだけ腎臓の機能も働いているのでおしっこが出なくなると体は老廃物や不純物を外に出せなくなります。
結果、体の免疫は弱くなる⇒風邪をひきやすくなります。
熱中症になる
熱中症対策をされている方はTVでも報道されることが多くなってきたこともあり、対策されている方は増えている印象があります。
ではなぜ体の水分が減ると熱中症になるのでしょうか?
水分というのは体温調整に働いているからです。
子供は遊びに夢中になって汗をかいても気にしませんよね?
ではそのまま水を飲まずに遊び続けるとどうなるでしょうか?
結論から言うとぶっ倒れて救急搬送になります。
汗というのは体の中にこもった熱を外に逃がしてくれる役割も持っています!
水分が少ないと体から逃がせる熱が少なくなり、体温は一定に保てなくなります。
結果、熱が体にこもり続け、脳が機能しなくなり、熱中症になるということです。
子供はとくに代謝が良いので水分はこまめにとる必要がありますよ!!!
水は子供の成長に必須!こんな成長をもたらせてくれる!
水を飲まないと色々な影響が出ることはわかりましたね!
では次に水を飲むことのメリットを見ていきましょう。実は悪影響を防げるだけではなく、ある恩恵を受けることも可能なのです!!
そのことについて確認していきましょう。
子供の脳の成長に必須!頭が良くなる!?
イースト・ロンドン大学とウェストミンスター大学で共同研究を行った結果では「コップ何杯かを飲むだけで、脳の働きを助け、身体機能だけでなく知的能力まで向上させてくれる」というデータがあります。
これは一日水を飲まずに翌日にシリアルバーを全員に配り、その後に水を0.5L飲むグループと飲まないグループに分けて、同じスクリーンに正方形が出現したら出来るだけ早くボタンを押すという試験とランダムに出てくる箱が開く順番を記憶するという試験を行うという実験です。
水を飲んだグループの人たちは14%も問題を解く反応時間が速くなったとのことです。また、記憶力と集中力を向上させることができたという結果があります。
つまり、水分不足になると頭の反応が鈍くなり、水をしっかりと必要量とっていると頭の回転が速くなるということです。さらには記憶や集中力をあげることも可能!!!
水を飲むときの注意点
ここで注意点です!!!!
よくお茶とかジュースも同じ水分だから問題ないでしょ?と言われる方がいますが、確かに水分には変わりありませんが、やはり「水」ということに意味があるのです。
お茶やジュースでの代用はダメ?
「お茶で水分摂取していれば別にいいんじゃないか?」とお考えの方は少し待ってください!!
お茶に含まれているカフェインなども飲んだ量と比例してきます。
お茶やジュースはカフェインや糖分がたっぷりと入っていることをご存じですか?
それを水の代用とすると、体に余分なものが入ってくるので、それを処理するために体がビタミンやミネラルなどを使用するので負担がかかってしまいます。
その点、水は余計なものが入っていないので体への負担が少ないので同じ水分摂取ならば水にこしたことはありません!
特にジュースは特に良くありません。
糖分たっぷりで、着色料も入っているので体に良いイメージはありませんよね?
糖を分解するためには唾液が必要になります。
なので、ジュースを飲んだ後に喉が渇くって経験はありませんか?
一時的に喉を潤してくれるだけで、唾液の分泌量を増やすだけ増やして、口に含まれた糖を分解しようと働き、その分余計なエネルギーを必要とするので逆に悪影響となってしまいます。
おやつの時間や何か特別な時間に少し与えるなど、当たり前に飲める習慣にはしないことをおすすめします!!
水中毒は大丈夫?
また、「水中毒」になったりしないか?と心配される方もいますが大丈夫です。
水中毒とは一気に10L程度の水を体に入れることで「低ナトリウム血症」とい症状が現れる病気です。
まず、そんな量を一気に飲むことはないので大丈夫です。
こちらでは実際にどんな水を選べば良いのかを詳しく記載しておりますので、よければ一度読んでみてください。
まとめ
子供の成長に水はかなり影響を与えます。親は子供の成長を管理する必要がありますので正しい知識と物を理解して与えてあげることが大事だと考えています。
かと言って水しか飲ませない!!!と偏りすぎると子供にとってストレスを強いてしまうのでバランスが大事です。
誕生日なのに水にケーキとかだとやっぱり味気ないですよね。
そういうことではなく、日常で頻繁にジュースを与え続けるなどをやめておけば、特別な日にはジュースも飲んでいいし、おいしいものを食べることも子供の心の成長に繋がると思いますし、何より家族で幸せに過ごせる大事な時間です。
普段から注意しておけば、いざ特別な日にはおいしく、楽しい食事にすることはすごく大事なことです。
メリハリをつけるようにすると子供の成長にもつながると考えております。